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「坂の上の雲」の感想 その1(追記あり)
2010年01月14日 (木) 19:27 | 編集
昨年末に放送されてて、
ずっと見たいと思ってたドラマ「坂の上の雲」を
休みを使ってやっとまとめて見ることができました。

坂の上の雲を初めて知ったのは実はかなり昔。
普段から本はあまり読まないんで
司馬遼太郎経由ではなく、
建築を追っかけてた時に安藤忠雄が
坂の上の雲ミュージアムを作ったとかで知ったんです。
で、去年映像化不可能と言われた「坂の上の雲」がドラマ化と言う事で、
楽しみにしてました。

まず毎回最初にオープンニングムービーみたいなのが流れるんだけど、
これで頭をガツンと殴られました。

「明治維新によって、日本人は初めて近代的な国家と言うものを持った。
 誰もが国民になった。不慣れながら国民になった日本人たちは
 日本史上の最初の体験者として、その新鮮さに昂揚した。
 この痛々しいばかりの昂揚がわからなければ、この団塊の歴史はわからない」

自分はこれでも大学受験の時は日本史で合格したと言えるくらい、
日本史に関しては詳しいはずだったんです。
それを証明する様にドラマに登場する
明治政府の登場人物なんかは全員知ってましたし、
歴史の流れ自体はわかってました。
でも、明治と言う時代をよくわかっていなかった。
一番大事なところですよね。
物語はここからスタートします。

基本的に3人の立身出世の物語。
生い立ちにアドバンテージはあるものの、
決してスペシャルではない人が主人公で、
それぞれの道で成りあがっていく。
明治とは何もない時代、つまり何でもありな時代。
そういう時にこそ人間のアイデンティティを試されると思います。
どう生きるのか、それぞれの選択に感じる事が多かった。
いくつかキーワードが思い浮かんだんでそれを元に感想を。

まずは命。
主人公の秋山兄弟は共に軍人と言うことで、
生きるか死ぬかで戦う人が描かれてます。
正岡子規も結核で死とは隣合わせにいる。
普段、生活してると日々生死を意識することなんでないですよね。
自分はまだ意識しないといけないと思ってる方なんだけど、
それでも日常的には忘れてしまってることが多い。
しかし、やはり明治の時代の軍人は、
何かあれば戦地へ赴き、国の為に命を張る。
そこには決定的な違いがあると感じます。
死を意識した時に同時に生も意識するんですよね。
だから、今の時代より絶対に
濃くて深い人生を歩んだんだろうなぁと想像します。
「次の瞬間、死ぬかもしれない」そう思って日々過ごさないといけないな。

次に男
当然ですが、このドラマは明治の男が描かれています。
前に書いた通り、なんでもありな時代には、
確固たる自我がなければ生き抜けません。
その点、好古の生き方に日本男児を感じました。
「男子は生涯、たった一事を成せば成る。
 そのためにあえて身辺は単純明解にしておく」
哲学ですよね。
自分の鞄の中のデジタルガジェット達を見られたら、
卒倒されるだろうな。
その好古の哲学に感じることはあるけど、
自分は好古ではないので真似をするんじゃなく、、
自分は自分の哲学を貫き通さないといけないなと、
思い直した次第です。
しっかりした自分の哲学を貫き通してる人って、
ほんと魅力的だからね。
自分もそうありたいと思います。

最後は日本
国のアイデンティティが曖昧な時代。
それを作り上げる時代。
そこには本来の日本の姿と言うのかな。
これまで島国日本の作って来た文化歴史、
そういうのが詰まってる気がします。
そして、この物語の核である戦争ですよね。
戦争って、今では悪いものって世間の総意だと思うし、
自分もそう思うんだけど、
この時代はそうではないんですよね。
と言うか、ちゃんと国として強くないと、
簡単に征服されてしまう。
歴史や文化や人、全部含めた国を守る為に、
列強諸国と戦わなければいけない。
日本と言う国をすごく意識します。
その中で明治の人は日本を守り抜いた。
こういう明治の人達が居たから、
今の日本があって、自分もその中で生きている。
素直に感謝したいと思いました。

純粋にドラマとしても非常に面白かったなぁ。
役者がすばらしかった。
その中身を理解してないと
薄っぺらい印象を得てしまうと思うんだけど、
本木さんも阿部さんも香川さんも素晴らしい。
特に子規が真之に思いを託すシーンは秀逸でした。
映像化不可能と言われた小説を映像化したスタッフのみなさんも
素晴らしかったと思います。
こういうドラマを作るのならやはり受信料は払わないといけないな。

もうすべてを見終わった様な書き方をしてしまいましたが、
続きがまた年末にあります。
いつの話やねん!って感じですが、
NHK関連のごたごたでいろいろあったそうです。
正直、楽しみに待つには時間がありすぎるんで、
一旦忘れて、また年末に楽しみたいと思います。


<追記>
ツイッターでつぶやいた今と明治が似ているって話をスルーしてた。
まぁ、読んでもらえばわかる様に、
明治はそれまでの秩序が壊れて、新しい時代を作る時期。
今も戦後50年で作った秩序が壊れて、新しい時代を作る時期。
そんな感じです。
イヤな事がたくさんあるけど、
この自由な次の時代を作る時期を楽しんで、
自分がその時代のどのピースになれるのか、
模索したいですね。
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